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【内視鏡検査】胃カメラ「口から」と「鼻から」違いについて
こんにちは。
宝塚市の内科医院【なかすじR内科・内視鏡クリニック】です。
「胃カメラは口から、鼻から、どちらがいいのだろう?」
「口からだと、おえっとなって気持ち悪くて吐きそうになるかもしれないな」
「鼻から入れるのは痛そうだし……」
このようなご心配はありませんか?
胃カメラには、
・口から入れる経口内視鏡検査
・鼻から入れる経鼻内視鏡検査
の2種類があります。
鎮痛剤を使用した経口内視鏡検査と経鼻内視鏡検査の両方を経験した方の調査報告があります。
77.4%の方が「鼻からの方が楽」と回答し、72.3%の方が「次回も鼻からを希望」という結果でした。
参照:J-STAGE 日本消化器内視鏡学会雑誌 56巻(2014)5号|経鼻内視鏡と塩酸ペチジンによる意識下鎮静経口内視鏡,同一受信者における受容性の調査 >
今回のコラムでは、胃カメラの「口から」と「鼻から」のそれぞれのメリット・デメリットについてお伝えいたします。
口から行う胃カメラ「経口内視鏡検査」
口から入れる胃カメラのメリットについてお伝えします。
・広域で精密な観察
・病変部の処置や治療
内視鏡の管が「鼻から」のものにくらべて太いので、高性能で高画質なカメラが搭載されています。
病変を発見した際に、さまざまな器具を使用して病変部の採取や、より詳細な観察が可能です。
デメリットは、内視鏡の管が咽頭部を通過し舌根に刺激を与えることです。
そのせいで、嘔吐反射が起きやすく「おえっ」となる場合があります。
太い管を口から入れるために、鼻呼吸が必要となるタイミングがあり「息苦しい」と感じる場合もあります。
鼻から行う胃カメラ「経鼻内視鏡検査」
鼻から入れる胃カメラのメリットについてお伝えします。
・嘔吐反射が出にくい
・喉付近の観察
内視鏡の管が舌根に触れないので、「おえっ」となる嘔吐反射が出にくいことが特徴です。
嘔吐反射が起こりにくいこともあり、喉付近の病変の観察がしやすいというメリットがあります。
非常に細い管なので、検査中の会話も可能です。
デメリットは、内視鏡の管が「口から」のものにくらべて細いため、病変を発見しても使用できる器具に限りがあり処置が困難な場合があることです。
鼻腔が狭くて内視鏡の管が通らないケースもあります。
「口から」も「鼻から」も胃カメラのことなら「なかすじR内科・内視鏡クリニック」へ
どの胃カメラの方法が、「自分に合った方法」なのか迷われる患者さんも多いと思います。
宝塚市の内科医院【なかすじR内科・内視鏡クリニック】は、患者さんお一人お一人に合ったオーダーメイドの内視鏡検査をご提案します。
当院は鎮痛剤を使用した苦痛が少ない検査方法や、胃カメラの当日検査も行っております。
どうぞお気軽にご相談ください。