コラム|宝塚市で内科医院をお探しの方はなかすじR内科・内視鏡クリニックまで
top > コラム
胃カメラでがん予防ができる!?ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌とは
こんにちは。
宝塚市の内科医院宝塚市の内科医院【なかすじR内科・内視鏡クリニック】です。
日本では、胃がんの原因の98%にピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)が関係していることがわかっています。
さらに、ピロリ菌に感染している方は、感染していない方とくらべて胃がんリスクが10倍以上高くなるといわれているのです。
参照:厚生労働省 H.pyloriと胃がん 第30回がん検診のあり方に関する検討会|リスクに応じた胃がん検診の考え方 p9 >
今回のコラムでは、胃カメラ検査を行いピロリ菌を調べることで、胃がんリスクの低下につながることをお伝えいたします。
胃カメラでピロリ菌の感染の有無を調べることができます
胃カメラを行い、胃内部の粘膜組織の観察をします。
ピロリ菌に感染している場合は、次のような胃粘膜の所見が確認される場合があります。
・萎縮性胃炎(いしゅくせいいえん)
・腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)
・鳥肌胃炎(とりはだいえん) など
これらは慢性胃炎の一種であり、胃がんの発生リスクが高い状態とされています。
ピロリ菌の感染を調べるためには、このような胃粘膜の組織を採取して検査を行います。
ピロリ菌は胃がんの発症だけでなく、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、ポリープの原因となる場合があります。
ピロリ菌の除菌はお薬を内服します
胃カメラや胃粘膜の生検の結果、ピロリ菌に感染していることがわかったら、お薬を処方します。
ピロリ菌に対する検査や治療が2013年に、保険適用となり、ピロリ菌の除菌が普及したことで、2018年には胃がんで亡くなる方が約12%低下し、2013年からの6年間で、約1万8000人の命が救われました。
参照:厚生労働省 H.pyloriと胃がん 第30回がん検診のあり方に関する検討会|リスクに応じた胃がん検診の考え方 p3 >
しかしながら、ピロリ菌の除菌をしたからといって、胃がんのリスクが「ゼロ」になったわけではありません。
除菌の後も、定期的に胃カメラ検査を受けることで、胃の状態を確認するようにしましょう。
ピロリ菌の検査は「なかすじR内科・内視鏡クリニック」におまかせください
宝塚市の内科医院【なかすじR内科・内視鏡クリニック】では、麻酔を使用することで患者さまの苦痛を軽減させる胃カメラをご提供しております。
検査後はリカバリールームに移動し、体調が回復するまでお休みいただけますので、ご無理なさらずにお過ごしください。
また当院は、JR中山寺駅から徒歩2分の利便性に優れた場所にございます。
ご予定やお仕事の際に利用しやすい立地のため、ピロリ菌の検査について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。