高血圧|宝塚市で内科医院をお探しの方はなかすじR内科・内視鏡クリニックまで

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高血圧とは

高血圧とは、血圧が適切な範囲を超えて、高い状態が続いている状態です。
血圧は、全身の血管へ送り出された血液が動脈の内壁を押す力です。
血圧が高い状態では、血管に負担がかかりいたみやすくなるだけでなく、心臓にも負担がかかり、心疾患につながる恐れがあります。

私たちの身体は活動したり、寒いところに出たりすると、一時的に血圧は上昇しますが、すぐに正常値に戻ります。
血圧は生活習慣の改善や薬物療法によって、適切に管理することが可能です。
当院では、丁寧なカウンセリングと適切な検査で、お一人お一人に合った治療法をご提案し、高血圧を早期発見・早期治療します。

高血圧の症状

血圧が高くても、自覚できるほどの症状はないケースも多くみられます。
血圧がかなり高くなると、

  • 頭痛

  • めまい

  • 肩こり

といった症状があらわれることがあります。
しかしながら、これらの症状は高血圧以外の疾患でも起こる可能性があるため、高血圧を早期発見するためには、定期検診を受けるか、ご自身で血圧を測定することが大切です。

高血圧のリスク

高血圧が長く続くと、次のような合併症を発症するリスクが高まります。

  • 脳の病気(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)

  • 心臓の病気(狭心症、心筋梗塞)

  • 腎臓の病気(腎硬化症、腎不全)

  • 目の病気(眼底出血)

  • 胸部・腹部の病気(大動脈瘤破裂、大動脈解離)

  • 足の病気(閉塞性動脈硬化症、壊疽)

血圧が高い状態が続くと、血管がダメージを受けますが、一般的には細い血管の方がダメージを受けやすいため、脳や眼、腎臓など、細い血管が多い臓器ほど、合併症が早く起こります。
さらに症状が悪化すると、太い血管にも影響が出て、脳卒中や心筋梗塞といった命の危険がある病気へとつながる恐れがあるのです。

高血圧の原因

高血圧となる原因ははっきりと特定されていませんが、生活習慣に起因するものが多いとされています。
一方で、生活習慣以外にも、生まれ持った遺伝的な体質や加齢による血管の硬化なども原因の一つと考えられます。
次のような生活習慣がある方は、高血圧の原因となっている可能性がありますので、できるだけ早い改善がおすすめです。

  • 塩分の摂取量が多い

  • 運動をしない

  • お酒の量が多い

  • 体重が多い

  • 喫煙している

高血圧の種類

高血圧には大きく分けて、2つの種類があり、加齢やストレスがおもな原因の「本態性高血圧」と、ほかの疾患が原因で起こる「二次性高血圧」にわけられます。

本態性高血圧

血圧が高くなる原因となる基礎疾患がなく、原因がはっきりとわからない高血圧です。
日本人で血圧が高い人の大半が、本態性高血圧とされています。
生活習慣の影響が大きいとされていて、喫煙や肥満、運動不足、塩分摂取過多、睡眠不足、加齢、ストレスなどが要因と考えられています。

二次性高血圧

ほかの疾患が原因で、血圧が上昇するのが二次性高血圧です。
甲状腺や副腎の疾患などが原因となっているケースが多く、急な発症や若い世代での発症、高度な高血圧の場合に、二次性高血圧を疑います。
原因となる疾患が完治すれば、血圧も正常値に戻ります。

高血圧の検査・診断

高血圧の診断は、収縮期血圧と拡張期血圧の数値に基づいて行います。
収縮期血圧は、血液を全身に送り出すときにかかる圧力で、「上の血圧」ともいわれます。
一方、「下の血圧」とよばれているのが拡張期血圧で、心臓に血液をためこんでいるときにかかる圧力です。
1回だけの測定で高血圧と診断することはなく、少なくとも2回以上、別の日に測定して判定します。
また、医療機関で測定した「診察室血圧」とご自宅で測った「家庭血圧」も分けて考えます。
基準値に違いがあるのは、リラックスした状態で測定できる家庭血圧の方が、診察血圧よりも低くでるとされているからです。

収縮期血圧
上の血圧
拡張期血圧
下の血圧
診察室血圧140mmHg
以上
90mmHg
以上
家庭血圧135mmHg
以上
85mmHg
以上

高血圧の治療

治療によって血圧を下げることができれば、脳卒中や心疾患などのリスクが抑えられます。 おもに、次の3つの方法で治療を進めます。

食事療法

食事療法では、バランスのとれた食生活をめざして血圧の上昇を防ぎます。

  • 塩分を減らす

  • カロリーを摂りすぎない

  • アルコールの量を見直す

運動療法

運動療法では、血圧を下げることを目標に、日常生活の中に運動を取り入れて、継続させることが大切です。

  • ややきつめの有酸素運動

  • 毎日30分以上を週に4~5日続ける

薬物療法

生活習慣の改善で、血圧が下がらない場合は、血圧を下げる作用がある降圧薬を使用します。

使用する薬や量などは、お一人お一人で異なります。

患者さんに合うものを処方しますので、医師の指示通りに服用してください。

高血圧の検査・治療なら
当院までお早めに
ご相談ください

高血圧は自覚できる症状が少ないため、発見が遅れてしまうケースも少なくありませんので、健康診断を毎年欠かさず受診しましょう。ご自宅に血圧計を置き、毎日決まった時間に適切な状態で測定することも症状のチェックには有効です。

なかすじR内科・内視鏡クリニックでは、高血圧を発見、症状を改善できるように丁寧な検査や治療を心がけています。頭痛やめまい、肩こりなどの症状にお悩みの方、しばらく血圧を測っていない方はお気軽にご相談ください。