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ピロリ菌感染と胃カメラについて|宝塚市の内視鏡クリニック

「胃の調子が悪いのが続く…」

「健康診断でピロリ菌がいるかもしれないと言われたけど、よく分からない…」

「家族に胃がんになった人がいるけど、自分は大丈夫?」

宝塚市にお住まいの皆様の中に、もしこのような不安を抱えている方がいらっしゃいましたら、それはピロリ菌感染が関係しているかもしれません。ピロリ菌は、胃がんの最大の原因と言われており、感染の有無を知り、適切な治療を受けることが、将来の胃の病気を防ぐ上で非常に重要です。

このページでは、ピロリ菌感染について知っておきたいこと、そして検査から除菌治療まで、解説します。

■ピロリ菌とは?日本人の多くが感染しているって本当?

ヘリコバクター・ピロリ菌(通称:ピロリ菌)は、胃の粘膜に生息するらせん形をした細菌です。胃酸が非常に強い胃の中で唯一生きられる菌として知られています。

日本人はピロリ菌に感染している方が多く、特に高齢の方ほど感染率が高い傾向にあります。これは、衛生環境が十分に整っていなかった時代に、井戸水などを介して幼少期に感染した方が多いためと考えられています。現在では、衛生環境の改善により、若い世代の感染率は減少しています。

■ピロリ菌感染が引き起こす胃の病気

ピロリ菌に感染すると、多くの場合、胃の粘膜に慢性的な炎症(慢性胃炎)が起こります。この炎症が長く続くことで、様々な胃の病気を引き起こすリスクが高まります。

1. 慢性胃炎・萎縮性胃炎・腸上皮化生

ピロリ菌が胃に住み着き続けると、胃の粘膜が炎症を起こし、やがて萎縮(薄くなる)していきます。これを萎縮性胃炎と呼びます。さらに進行すると、胃の粘膜が腸の粘膜のように変化する腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)という状態になることがあります。これらは胃がんの前段階であり、胃がんのリスクが特に高い状態とされています。

2. 胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸の粘膜が深く傷つき、ただれてしまう病気です。ピロリ菌感染は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の主な原因の一つであり、除菌治療を行うことで再発率を大幅に下げることができます。

3. 胃がん

ピロリ菌感染は、胃がんの最大の原因であることが科学的に明らかになっています。ピロリ菌に感染していない人に比べて、感染している人は胃がんになるリスクが数倍から十数倍も高まると言われています。ピロリ菌を除菌することで、胃がんの発生リスクを大幅に下げることが可能です。

■こんな方はピロリ菌感染の検査を受けましょう!

  • 胃の調子が悪い方(胃もたれ、胃痛、胸やけなど)
  • 健康診断で「慢性胃炎」「萎縮性胃炎」などを指摘された方
  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがある方
  • 血縁者(親、兄弟姉妹)に胃がんになった方がいる方
  • ピロリ菌感染の有無を知りたい方

ピロリ菌感染の有無を知ることは、胃の健康を守る上で非常に重要です。特に胃がんの予防においては、早期発見・早期治療だけでなく、原因であるピロリ菌を除菌することが有効な対策となります。

■ピロリ菌の検査方法 - 胃カメラ検査との関係

ピロリ菌の検査には、いくつかの方法があります。正確な診断のために、当院では患者様の状態に合わせて最適な検査法をご提案します。

1. 胃カメラ検査(内視鏡検査)を伴う方法

  • 迅速ウレアーゼ試験: 胃カメラ検査中に胃の粘膜の一部を採取し、ピロリ菌が持つ酵素の働きを利用して菌の有無を調べます。その場で約10~30分で結果が出ます。
  • 組織検査(病理組織診断): 胃カメラ検査中に採取した組織を顕微鏡で詳しく観察し、ピロリ菌がいるか、また胃の粘膜の状態(胃炎の程度、萎縮の有無など)を調べます。
  • 培養法: 採取した組織からピロリ菌を培養して確認します。

2. 胃カメラ検査を伴わない方法

  • 尿素呼気試験: 専用の検査薬を服用し、服用前後の呼気を集めて、呼気中の成分の変化からピロリ菌の有無を調べます。最も簡便で精度の高い検査と言われています。除菌治療の効果判定にも用いられます。
  • 便中抗原測定: 便の中に含まれるピロリ菌の抗原を検出する検査です。
  • 血液検査(抗体測定): 血液中のピロリ菌に対する抗体を測定します。過去の感染も分かるため、現在感染しているかの判断には注意が必要です。

※注意点:

ピロリ菌の検査は、胃カメラ検査で「慢性胃炎」の診断が確定しないと、健康保険が適用されません。

胃カメラ検査を受けることで、胃炎の有無だけでなく、胃がんや潰瘍など他の病気が隠れていないかを同時に確認できるため、当院ではまず胃カメラ検査を受けられることをお勧めしています。

■ピロリ菌の除菌治療  胃がん予防に繋がる大切な治療

ピロリ菌が見つかった場合、胃がんや潰瘍などのリスクを減らすために除菌治療を行います。

  • 治療方法: 胃酸を抑える薬と2種類の抗菌薬の合計3種類の薬を、1日2回、7日間服用します。
  • 成功率: 1回目の除菌治療の成功率は約8~9割と言われています。
  • 注意点: 服薬中に下痢や味覚異常などの副作用が出ることがありますが、自己判断で服用を中止せず、必ず医師にご相談ください。
  • 除菌後の確認: 服用終了後、一定期間(1ー3ヶ月以上)を置いてから、尿素呼気試験などで除菌が成功したかどうかを確認します。
  • 2次除菌: 1回目の除菌が不成功だった場合、薬の種類を変えて2回目の除菌治療を行うことができます(2次除菌まで保険適用)。

除菌治療に成功しても、胃の粘膜の状態(萎縮性胃炎など)はすぐに元に戻るわけではありません。また、ごくわずかですが胃がんが発生するリスクがゼロになるわけではありません。そのため、除菌後も定期的な胃カメラ検査を続けることが非常に大切です。

■宝塚市でピロリ菌感染が気になる方は、なかすじR内科・内視鏡クリニックへ

「ピロリ菌がいるか心配…」

「胃の調子がずっと悪い…」

「家族に胃がんの人がいるから、自分も調べておきたい」

もし、宝塚市にお住まいで、このようなお悩みをお持ちでしたら、当院にご相談ください。

当院では、ピロリ菌の検査から除菌治療、そして除菌後の定期的な胃カメラ検査まで、一貫して対応することが可能です。胃カメラ検査は、患者様の負担を軽減できるよう、様々な工夫を凝らして実施しておりますので、ご安心ください。

ピロリ菌を除菌し、胃がんのリスクを減らすことは、あなたの将来の健康にとって非常に大切なことです。不安な気持ちを抱え込まず、まずは一度ご相談ください。

 

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